クラシックとアマオケなブログ

クラシック音楽と何か

演奏にロバスト性を考える

演奏に「ロバスト性」という考え方を導入することを考えます。
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ロバスト性」とは技術関連の用語で、設計として「外乱の影響によって変化することを阻止する内的な仕組み、または性質のこと」のことです。
楽器演奏にこの考え方を導入すると、自分以外により演奏中にもたらされる「外乱」に対して、演奏の品質を一定(以上)に保つことが出来るようにする、ということです。

例えば「指揮者のテンポが本番急に違った」、といったときにアタフタすることとは別に「急に弾けなくなる」ということがないようにしておく、というのがロバスト性と考えることが出来ます。

先の引用の図をそのまま引用すると、

例えば横軸を本番のテンポ、縦軸を演奏品質、とすると同じような関係が得られると考えられます。

こういった考え方から、練習の方法を考えると、
練習法として一般的な「ゆっくりから弾いてみる 」というのは「ゆっくりから弾いてみるが、想定テンポより速いところまで練習しておく」とするといいことになります。

このほかに出来ることとして私が普段実施していることは一例として
・弓を変えてみる
・弓の先端に輪ゴムを巻いてバランスを意図的に変えてみる
・立って弾いてみる、座ってい弾いてみる
・服装を変えてみる(意外と本番の衣装で弾きにくく感じることが私は多い)
・室温を高くする、低くする(ペグが温湿度の影響で緩んだりするかも、ということを確認しておく効果も)