クラシックとアマオケなブログ

クラシック音楽と何か

楽譜の製本の仕方

オーケストラ、アンサンブルなどのコピー譜を製本する手順を紹介します。

準備するもの

・サージカルテープ
・スティックのり
・(お好きなデザインの)マスキングテープ
・ハサミ(マスキングテープを切るため、なくても可)
・ダブルクリップ
・コピー楽譜(両面プリントではない)
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サージカルテープは安いものでよいですが、蝶番の機能を持たせるので、折り曲げに強い(破れにくい)ものであることが重要です。不織布タイプが良いです。100均にもあり、私はキャン★ドゥのもの(写真参照)を好んで使っています。水のりではなくスティックタイプを使うことで皺ができにくく仕上がりがきれいになります。

マスキングテープは私はカモ井加工紙のmtというブランドを好んで使っています。
あまり安いものは接着力が弱くはがれてくる場合があります。
序曲等は15mm幅でもOK。交響曲等は35mmも選択肢です。
デザイン性のあるものを選択すると、名前を書かなくても自分の楽譜が見失いにくいです(とくにオケで)。

ダブルクリップは小さすぎなければ何でもいいです。

プラス ダブルクリップ エアかる 大 ブラック 10個入  35-506

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  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: オフィス用品

はさみは何でもいいです。

作業スタート

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楽譜を見開きにしたいページごとに2ページを裏からサージカルテープで止めます。
このとき、サージカルテープは全体を止める必要は必ずしもありません。また、短め(10cm程度を限度)にするほうが作業がしやすいです。
A3にプリントとしたものをA4サイズに製本する場合は、この工程を省略できます。
サージカルテープにそって山折りにします(プリント面が内側になるように)。
A3にプリントした場合は同様にプリント面を内側になるように折ります。
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製本されたときの形になるように、裏面同士を合わせて、背表紙側をダブルクリップで止めます。
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白い面同士が接している状態になります。
このときページの順番や上下が正しいことをよく確認します。
ダブルクリップで押さえているので、よく確認してもずれません。
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スティックのりで接着します。
背表紙以外の3辺を接着した後、ダブルクリップを外して背表紙側ものり付けします。
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背表紙をマスキングテープで止めます。
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完成

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